​ 演劇集団円+シアターX提携公演  助成:文化庁文化芸術振興費補助金  主催:演劇集団円

作品について                 子どもが静かにのぞきこみたくなるような世界を作りたい

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「産み育てを考えるワークショップ」を3年にわたって全国5カ所(世田谷パブリックシアター、豊島区雑司が谷ステーションZ、水戸芸術館、北九州芸術劇場、仙台市メディアテーク)で開催いたしました。そこで出会った産科医の池川明さんという方の著書に、こどもの生前記憶に関する記述がありました。それを読むと、どの子どもの証言も不思議と似通っていて、それはまるで「青い鳥」にでてくる赤ちゃんの国(未来の国)にそっくりだ、というものでした。全国の、子育てに関心のあるたくさんの方々と子育てをテーマに様々なことを話し合ったり、表現してきたりしたので、池川さんのこの記述に関してもとても興味が湧いて読んだのですが、それは本当に生まれてくることの喜びにつながるようなシーンだったのです。
「青い鳥」自体が幸せとはなんだと問うお話だけれども、生まれてきたことそのものが、赤ちゃんの国からきたわれわれにとっては本当に幸せそのものであるのに、それをすっかり忘れて青い鳥に逃げられしまう。
子どもの虐待のなど、痛ましいニュースが多い中、生まれてくることの尊さや幸せについて、大人と子どもが一緒に感じたり考えたりするキッカケになるのではないかと思いました。またわたし自身にとっても、「青い鳥」の再読はそのような経験となりました。
そして、もう一つは古典のもつ力です。「青い鳥」を再読して、生や死という誰にでも訪れる普遍的なテーマをものすごく詩的で豊かなイメージで描いている、その力強さにひかれました。ところが、今小学校の図書館にも古典文学をおいていなかったりします。テレビでも「妖怪ウォッチ」などの新しく作られたアニメが多く、わたしたちが子どもの頃によく見たような、古典文学のアニメ作品はほとんど放送されていません。古典に触れる機会のない子どもたちにぜひ古典に触れてほしいと思いました。
 演出は、面白おかしく笑わせたりというよりは、原作のもつ詩的で豊かなイメージを大切にして、子どもが静かにのぞきこみたくなるような世界を作れたらいいなと思います。     

                                                                       演出:阿部初美

 

出演者

谷川清美
たにがわ きよみ
大窪晶
おおくぼ あきら
薬丸夏子
やくまる なつこ
乙倉遥
おとくら はるか
石黒光
いしぐろ ひかる
新上貴美
にいがみ たかみ
井上百合子
いのうえ ゆりこ
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スタッフ 構成・演出:阿部初美

     音楽:大谷能生/西井夕紀子 美術・衣裳:田原奈穂子 照明:木下尚己 音響:穴沢淳 
     映像:須藤崇規 舞台監督:田中伸幸 演出助手:宮田清香 イラストレーション:荒井良二 
     宣伝美術:ミネマツムツミ 制作:桐戸英二

     

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