ペリクリーズ
作:W・シェイクスピア 翻訳:安西徹雄
演出/中屋敷法仁[柿喰う客]
3/1[水]→8[水]
劇場 東京・両国 シアターXカイ
過酷な運命に絶望しながらも奇跡によって生かされるペリクリーズ
涯しない海の流浪のあいだ、嵐にもてあそばれ、妻を失い、娘とも生き別れ、狂気におちながら、ついに喪ったものと再び巡り合う物語。1976年演劇集団円によって初めて日本で上演された「ペリクリーズ」。「柿喰う客」の中屋敷法仁を演出に迎え、この混迷とした時代に人生の流転のあまたの起伏で彩ったロマンス劇に挑みます。
作:W・シェイクスピア
翻訳:安西徹雄
演出:中屋敷法仁
美術:乘峯雅寛
照明:佐々木真喜子
音響:藤田赤目
衣裳:西原梨恵
ステージング:中村蓉
舞台監督:清水義幸
演出助手:宮田清香
宣伝美術:チャーハン・ラモーン
制作:桐戸英二
松田みず穂
ーキャストー
藤田宗久
磯西真喜
上杉陽一
石井英明
玉置祐也
石原由宇
清田智彦
相馬一貴
杉浦慶子
大橋繭子
新上貴美
友岡靖雅
古賀ありさ
料金
料金:全席指定席
一般 5,500円
夜割り5,000円[19:00の回対象]
プレビュー4,800円[3/1公演]
学生3,500円 劇団扱いのみ、学生証提示
・演劇集団円 0422-29-8135(平日11:00~18:00)
各プレイガイドからもお求めいただけます。
・カンフェティ 0120-240-540(平日10:00~18:00)
タイムテーブル
劇場
劇場 シアターXカイ
JR総武線「両国」駅西口下車徒歩5分
都営大江戸線「両国」駅A5出口徒歩8分
TEL03₋5624₋1181
墨田区両国2₋10₋14 両国シティコア1F
※開場は開演の30分前
※受付は開演の1時間前より
※未就学児のご入場はご遠慮ください。
〇…余裕あり
▲…残席少ない
✖…売切れ 若干枚の当日券あり
開演の1時間前より劇場受付
にて販売。
Twitterにて最新情報告知。
バリアフリーサービス(要事前予約)
車イス利用者…劇場入口から客席まで段差なしで
ご入場いただけます。(各回2組まで)
介助者を必要とする場合は1名無料。
お知らせ
アフタートークの開催
3月3日[金]公演終了後、
演出中屋敷法仁さんと出演の藤田宗久と石原由宇
によるアフタートークを予定しています。
約20分程です。
上演時間:約2時間20分
途中休憩15分含む
出演者
ガワ―
ダイオナイザ/ 女神ダイアナ
エスカニーズ/クリオン
ヘリケイナス/ 女郎屋の亭主
サイモ二ディーズ/ ボールト
ペリクリーズ
サリアード/ ライシマカス
セリモン/リオナイン
リコリダ/女郎屋の女将
アンタイオカスの娘
サイサ
アンタイオカス
マリーナ
あらすじ
アンティオケの大王の娘に求婚したツロの大公ペリクリーズは、父娘のおぞましい関係を見抜き、命を狙われ国外へ逃亡する。その船旅で嵐に遭い、打ち上げられたペンタポリスで国王が主催する槍の試合に勝利し、国王の娘サイサと結婚する。やがてペリクリーズは故郷ツロへ身重のサイサと帰航するも再び嵐に襲われる。船上でサイサは娘を出産するが命を落とし、その亡骸は海に葬むられる。棺はエペソスの海岸へと流れつき、その町の貴族セリモンによってサイサは命を取り戻す。傷心のペリクリーズは、生まれた娘マリーナを旅先で太守クリオン夫妻に託しツロへと戻る。14年の歳月が流れ、美しく教養ある娘に成長したマリーナをクリオンの妻は妬み殺害を計画する。しかしマリーナは寸でのところで誘拐され、ミティリーニの街の売春宿に売られてしまう。娘との再会を心待ちにしていたペリクリーズはクリオンから娘が亡くなったと聞かされる。その頃、売春宿ではマリーナの説教が不思議と客を惹きつけ、改心させると評判になっていたが、太守ライシマカスも心惹かれたひとりであった。妻だけでなく娘までも失ったと絶望するペリクリーズはライシマカスの計らいでマリーナと対面する。心を閉ざしていたペリクリーズだが彼女の身の上話を聞くうち、生き別れた娘だとわかる。再会に歓喜するペリクリーズの前に女神が現れ自分の神殿に行けと告げる。導かれるまま辿り着くと、そこで待っていたのは死んだはずの妻サイサであった。
※登場人物の名称等は、安西徹雄翻訳に基づきます。
演出より
中屋敷法仁 Nakayashiki Norihito
数多あるシェイクスピアの邦訳の中で「上演したい!」という欲求が最も湧き上がるもの。
それが英文学者・演出家である安西徹雄先生による翻訳です。俳優の身体や劇場という空間に対し、
愛と敬意をもって紡がれた言葉たちは、劇団の座付き作家であったシェイクスピアの精神をそのまま
現代に伝えています。安西徹雄先生が初めて演出を手がけられた『ペリクリーズ』を、同じく初めて
上演した演劇集団円の皆様と立ち上げますこと、胸が高鳴る思いです。
いざ出航! 想像力の大海原へ!
翻訳
安西徹雄 Anzai Tetuo (1933年~2008年)
英文学者、上智大学名誉教授。1975年芥川比呂志らと演劇集団円の創立に参加。
以後、翻訳・演出家として円のシェイクスピア作品を多く手掛ける。
主な訳・演出に「ペリクリーズ」「から騒ぎ」「まちがいつづき」「ハムレットQ1」
「リア王」「冬物語」「ジュリアス・シーザー」「十二夜」(以上シェイクスピア)
「叔母との旅」(作・グレアム・グリーン)
「マルタ島のユダヤ人」(作・マーロウ)など。
1976 ペリクリーズより
◆ペリクリーズ役 藤田宗久
◆ガワ―役 橋爪功
◆娼館の女将役 岸田今日子
運命の女神、あれだけ痛い目に遭わせながら、最後に立ち直る望みを残しておいてくれたのか…
― Pericles,Prince of Tyre ―
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